目次
酸化還元の原義
酸化:酸素と化合すること。
還元:もとにもどること。(酸化したものがもとにもどるということ)
ラボアジエが最初に定義したらしいです。このころは酸素との関係だけで考えていたのですが、科学が発展した今日、現代人はもう少し定義を広げて覚えないといけません。
酸化還元の定義
下表で覚えましょう。
酸素(O) | 水素(H) | 電子(e–) | 酸化数 | |
酸化(される) | もらう | 失う | 失う | 増える |
還元(される) | 失う | もらう | もらう | 減る |
解説
①酸素(O):ラボアジエの定義の通り、「酸化=酸素化=酸素をもらうこと」です。その逆が還元です。
例:銅(Cu)の酸化反応
2Cu + O2 → 2CuO
②水素(H):①の逆と覚えましょう。
例:炭素(C)の還元反応
C + 2H2 → CH4
③電子(e–):ここは絶対に覚えてください。電子を失うことがなぜ酸化なのか。理由は次の記事を見てください。
4-6 なぜ電子を失うことが酸化なのですか。
例:ナトリウム(Na)の酸化反応
Na → Na+ + e–
④酸化数:「酸化=酸化数が増える」と考えるとそのまんまですね。
今回は以上です。分からないことがあればコメントで質問してください。
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