今回は本当に紛らわしい酸性条件下と塩基性条件下での反応の違いを考えていきます。早速見ていきましょう。
目次
なぜ反応が違うのか
聞かれていることからちょっとずれるかも知れないのですが、そもそもの話をしましょう。
そもそも酸性条件と塩基性条件で反応が変わるのは当たり前です。
化合物の目線で周りを見回したときに、H+だらけとOH–だらけでは全然環境が違うんです。例えるなら、海をただ泳いで向こうの島へ渡るのか、ワニを並べてその背中を伝って渡るのかくらいの違いです。泳いで渡ったらすごく疲れるしびちょびちょになりますが、ワニがいれば楽に濡れずに渡ることができます。
同じことで、H+がたくさんいるならH+を使った楽な反応をするし、OH–がたくさんいるならOH–を使った楽な反応をします。
それぞれの条件下における半反応式の作り方
半反応式の作り方はコチラから確認してください。
4-4 酸性条件下と塩基性条件下での半反応式の覚え方を教えてください。
以上です。質問があればコメントしてください。
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