半反応式の存在意義は次の2点だと思います。
①酸化還元の反応式を作る準備段階。
②その反応で移動する電子の個数が目に見えて分かりやすい。
それぞれ簡単に説明します。
①酸化還元の反応式を作る準備段階
酸化還元の反応式って書くの難しいんですよ。
例えば、過マンガン酸カリウム(KMnO4)とシュウ酸(H2C2O4)の反応式。いきなり書けと言われても難しい訳です。そこで半反応式を使って、下記のような手順で反応式を書きます(詳しくは参考書等で勉強してください)。
酸化還元反応式の書き方
①酸化剤、還元剤の半反応式をそれぞれ書く
②電子を消すように2つの式を足し合わせる
③イオンを組み合わせて化合物にする
②移動する電子の個数が目に見えて分かる
これはそのまんまの意味です。電子が何個移動したか分かるのが便利です。(まあ大学受験で電子が何個移動したか考える問題は少ないですが…)
以上です。分からないことがあればコメントで質問してください。
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